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言葉の実体

きょうも2つの引用をさせてもらおうとおもう。

1.しかし作家の蜜月などとおいうものはせいぜい二作ぐらいまでのもので、三作目にはもう表現の手ごたえは微妙にずれて、言葉はもうなにか別なものを探っている。

古井由吉「翻訳から創作へ」より


2・真理を直接的にさし示す言葉は、ある種の難解さをまぬがれない。なぜならば、それは、先行的な理解を前提とせず、むしろ、先行理解を転覆させつつ、言語を越えたものを、そのつど、言語によってさし示そうとするものだからである。そこでは、逆説、反語、象徴、比喩などの用法が駆使され、いったん固定化した表現はつねにくつがえされる。ある時、ある場所、ある関係においては、確かに真理をさし示す言葉であtったものでも、それが固定化してしまうならば、真理との直接的な関係は失われ、ただの形骸化した表現に成り下がってしまうのである。

頼住光子著「道元」より


このブログを書いているおかげで、以前から気になっていた文章と同様の主旨を述べた別の文章に出会う機会がふえたことはうれしいことである。
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